シュタイフの歴史

1880年ドイツ南部の小さな村で、一人の女性がフェルトの小さな”ゾウの針刺し”(世界初のぬいぐるみ)を作りました。彼女の名前は「マルガレーテ・シュタイフ」。

そのぬいぐるみは手作りの温もりにあふれ、多くの人に喜ばれ、やがて製品はゾウだけでなく、ロバ、ブタ、ラクダ・・・と増えてゆきました。これが現在のシュタイフの前身です。

1902年には、試行錯誤の末にフェルトでなくフワフワしたモヘアを使った”くまのぬいぐるみ”を誕生させました。その”くまのぬいぐるみ”は遠く海を越えたアメリカで当時の大統領セオドア・ルーズベルト氏から「テディ」というニックネームをもらい大ブームを巻き起こしました。

今ではシュタイフ製品のデザインの一部として、すっかりおなじみの「耳のボタン(ボタンインイヤー)」ですが、もとは、当時の粗悪な模倣品と差別化するために1904年にシュタイフが考案したもので”世界で一番古いトレードマーク”とも言われています。

創始者の「子どもには最良のものこそ相応しい・・・」というポリシーは、130年経った今も受け継がれシュタイフのぬいぐるみ達は、製造の最終工程に「検品の証」として耳にボタンを取り付けられるのです。大切に作られたぬいぐるみ達は、海を渡って世界中に旅立ってゆきます。

シュタイフのぬいぐるみ達が親から子へ、子から孫へと、時代を超えて愛されているのは、素晴らしい素材を用い、最高の感性を結集し、熟練されたシュタイフ職人の手仕事によって作り出される特別なぬいぐるみだからなのです。

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